心に浮かび、かつ消えゆくよしなしごとが、永遠に消えてしまわないように、そこはかとなく書きつけてみようと思います。

2010年8月31日火曜日

星空探し

最近、宮崎の天気はとっても不安定。真上を見上げると透き通るような紺碧の空が広がっていると思いきや、視線を横に流すと、入道雲のような黒く猛々しい雲が息巻いている。

そんな天気だから、残念ながら最近は夜の星空はあまり期待できない。

今日もさきほど散歩がてらジュースを買いに出かけた際にふと空を見上げたのだが、白銀の点がぽつぽつパラパラ、東京で見る星空とさして変わりなく、がっかりしてしまった。

そして思い出したのが、今月初めにいった五島列島でみた星空。そこには満天の星空、天然のプラネタリウムが広がっていた。

それは、数年前にアフリカで見て感動した、手を伸ばせが星を掬い取れそうな、そんな星空を思い出させるに十分のものだった。

しばらく空を見上げていると、あちらこちらで流れ星が見られる…

「○○流星群が見られる今日は流れ星を観測する絶好のチャンスです」そんな特別な日でなくても、星降る島。

日本でもこれだけの星空がみられるのかと正直カルチャーショックであった。

「宮崎と五島列島はそんなに自然環境が違うとはとても思えない。」「もしかしたら行く場所に行けば、宮崎でもあんな星空が見えるのだろうか?」そんな考えが浮かび、ふと思い立ったのが「星空探し」である。

時間を見つけて、宮崎の星降る処を探してみたいなあ、と、こういうわけです。決してレポート課題からの現実逃避ではないですよ…

2010年8月30日月曜日

愛は地球を救う

中学生の時に24時間テレビで見た途上国で働く医師に憧れて、その思い一筋、気づいたら医師になり、国際保健に携わっていた。そんな素敵な女性医師にインタビューする機会に恵まれました。

気持ちをずっと持ち続けられるってやっぱりすごいexclamation

「途中思い通りにいかないことはあったけど、思い返してみると無駄な経験なんてひとーっつもなかった。」

ずいぶんと回り道している自分だから、そんな言葉にすごく勇気づけられましたぴかぴか(新しい)

2010年8月27日金曜日

健全な後ろめたさ

国際協力写真展と並行して、実は現在、「国際保健医療と地域医療」をテーマに、国際保健医療、地域医療の現場で活躍されている医療者の方にインタビューをしてまわっている。

企画の目的は、宮大を中心とした学生に、国際保健医療や地域医療について少しでも身近に感じてもらい、将来の選択肢として考えてもらうこと。

今日は、そのインタビューの一環で、とある若手のドクターにお話を伺った。

この先生、宮崎出身でなんと大学が僕と同期入学同期卒業(僕が宮崎大学に来る前の話)で、沖縄中部病院(研修病院のメッカのひとつ)・アメリカでの研修を経て宮崎に戻ってきたというなかなか変わった経歴の持ち主である。

なぜ敢えて宮崎に戻ってきたのか。それは、宮崎の地域医療をなんとかしたい、ふとそう思ったからだという。

インタビューの詳細な内容に触れていると日がきっと暮れてしまうので、ここではそんな彼の話の中でも特に印象に残ったお話を。(各インタビューの詳細は11月の学園祭で展示します)

それは「医師には健全な後ろめたさ」が必要である、という一言。

曰く「医者はつねに患者さんのことを思って100%の医療を目指すべきだよね。でも100%って難しい。だって、状態が安定しない重症患者さんを受け持っているとするでしょ。いつ血圧が下がるか分からない。そんな時は、夜通しベットの横で患者さんを見守っていて、急変した時にはいつでも対処できるように。そうできるのがベストだよね。でも実際はそうはいかない。だって自分の生活もあるし、家には家族が待っている。そんなときに、僕は患者さんに対して、いつも後ろめたい気持ちを持っているんだ。でもこの後ろめたさってある意味絶対に必要なもので、後ろめたさを感じなくなってしまったらすごく危ない。だから僕は、いつも医療者は「健全な後ろめたさを持つべきだって、そう思っているんだよね」

後ろめたい。それは一見ネガティブなことのようだけど、実はその気持ちを持つことが、自分が患者さんのことを常に心にとめている、その証拠になるのだろうなぁ、とそう強く思ったのでした。

2010年8月26日木曜日

あつい思い

医学部生活も3年目の半ば。

そろそろ、色んな事がリアリティを持って自分に迫ってくるようになってきた。
専門のことだとか、就職先のことだとか、はたまた結婚のことだとか…

そんな中、今年の夏は、日本の地域医療をもっと知ろうということで、長崎の
五島列島と長野の佐久地域での実習に参加した。

そして思った。

「地域医療に従事する人たちはやっぱりアツい。」

自分たちの夢を持ち、それを自分の言葉で臆せず語ることができる。40、50、60
になんなんとする、大の大人が、である。

自分もそうやっていつまでもアツく夢を語れる、そして、夢を夢のままでは終わら
せない、そんな大人になりたい。

そう思った。

Global Gallery~国際協力写真展~

8月18日から1ヶ月間、僕が所属するサークルの企画の一環として、大学の図書館でちっちゃな写真展が始まった。
http://www.lib.miyazaki-u.ac.jp/honkan/news/20100819.htm/view
(画像をクリックすると大きなポスターが見れます)

うちの大学では「チャレンジプログラム」といって、学生が地域に向けて何かの活動をする際に、一定の助成を受けられる制度がある。

それを利用して、途上国での活動経験のある仲間数名が写真を持ち寄り写真展を企画したのだ。

実は今年で4年目となるこの企画だが、図書館でやるのは初めて!思わぬところから図書館でやってみないかと紹介して頂き、あれよあれよという間に実現にこぎつけられた。

写真とともに、国際協力に関する推薦図書も展示してあり、普段はローカル&ドメスティックな宮崎大学図書館にちょっとした「国際協力スペース」が出来上がっている。

たまに図書館に足を運んでみると、写真の前で立ち止まってくれている方がちらほらいて思わず笑みがこぼれてしまったり。

1ヶ月後に「感想ノート」を読むのがとっても楽しみです♪